スペイン旅行記 27日目。 バルセロナ 充実した旅
4月27日
残すところ、あと一日になった。
こうなると、1ヶ月なんて早いものである。
なんて書けるが、実際は結構長かったような気がする。
一日に数時間はスペイン語の勉強をしていたし、平均して、5時間は絵を描いていた。
見学して回ったガウディの建築群は10箇所を超えるし、それ以外でも、その時々で写真を撮った。
実に充実した旅だった。
多少はスペイン語もしゃべれるようになったし、他人とコミュニケーションをとるのが苦手だった私も、
強制的ではあるが、他人とコミュニケーションをとらなくてはいけない状況の為、頑張って会話した。
ほとんど知らない人だったけれど、会話した後はもうその人とは知り合いになれた。
日本に帰ったら、何の為に行ったの?と友人や周りの人たちに聞かれるだろうけど、
何の為に?の答えを、もう持ってることが誇らしいと思う。
それを将来的に何に使うの?とも聞かれるかもしれないけれど、そういう質問に対しては明確に答える必要は無いように思える。
それを聞いて、あなたはどうするの?と逆に聞き返してもいいかもしれない。
おそらく、返事は返ってこないだろう。
その質問がそれくらいの重量だったということで、もし何か返ってきたら、その人が本当に自分の将来のことを考えてくれている、
と思ってもいいかもしれない。
そんなときはきちんと返事をしようと思う。
現在とは、過去と未来が混在しているという概念を2時間ほどかけて、その人に説こうと思う。
アルコールが入っていれば、もちろんいいけど、特に場所は限定しなくてもいいだろうと思っている。
うんざりした顔をされると思うけど、それくらい自分にとっては重たいものを持ち帰る、持ち帰れると思っているのだ。
そういう顔をされたら、普段はあまり気分が良くないだろうけれど、その時は多分にやけてしまうくらいには、
気持ちが昂っているだろうと思う。
私の周りの人たちは、多分うんざり顔をする人たちばかりだろう。
その光景を思い浮かべるだけで、楽しみな気持ちがこみ上げる。
あと、メールがどれだけ入っているかも、楽しみだ。
もし0件なら・・・・・・。
このドキドキはどっちのドキドキなのか。
いや、自明である。