スペイン旅行記 5日目。 起業考察
4月5日
今日も建築の考察から。
遠い異国の地に来ると、これくらい集中して物事を考える。
それしかすることがない、という状況は、ある意味では、良い効果を与えるのではないか、と思ったりもした。
但し、短期間でなければならない。
私のように1ヶ月も滞在するなんて、通常は考えられない。
そもそも会社とか通っているのなら、なおさらである。
私はスペインに行く為に、会社を辞めた人間であるから、そういう考えを持つ人にとっては考えられる状況ではある。
いや、そんな瑣末なことはどうでも、良いので、以下、考察。
ちなみに文章を書くことで、私自身、考えを整理している、という理由から、文章が多少整っていないが、
そこは了承いただきたい。
以下、考察。
透明なクリスタルのスペクトルから一色のみを取り出して、光を当てる。
これによって、光による時間時計が可能。
将来的に、数字ではなく、色で時間が判断出来れば、どこに居ても、時間がわかるのではないか、という考えから。
時間は絶対的なものではなく、位置によって、相対的に変化するものだから、こう考えた。
しかし今考えると、天気によって、光とかでない場合があるのか。
ていうか夜とかどうするのか。
うん、単にアイデア不足。
新しいものを発見するまで、保留にしておく、と迅速に処理した。
思考を街並に戻す。
街を歩いていると、土産物屋を見つけた。
ガウディの建物群の歴史が詳細に書かれている書籍を見つけた。
価格はそれほどではなかったので、購入する。
ゲシュタルトテオリーのことが書いてある。
より良い形を見極めるとは、また抽象的ではあるが、これもまた真理の一つだろう。
但し、より良い形とは人によって微妙に異なるはずである。
良い形に共通項があるのは間違いないが、絶対的なものとなると、どうだろう。
絶対的なものが見つかれば、それこそ、言い方は変だが、その人の一生で一度の発見、
くらい貴重なものになるのだろうと考えられる。
今まででそのように位置づけられているものは、美術品を見渡せば、いくつか出てくるだろうけど、
やはり偏りってあると思うのだ。
ダリが好きな人がピカソを好きになるのだろうか。
もし両方が好きでも、優先順位が必ずあると思うのだ。
順位という概念がつまり絶対を絶対足らしめていない。
考察という整理の仕方も、絶対的ではないのはわかっている。
でも今の自分の位置を知るのには必要な作業だと、思っているのだ。
この考えは絶対かな、と、思っている。